チームビルディングリーダーシップ

リーダーやマネジャーのための「ストレングス・メンタリング」開講!効果やおすすめの人は?

Gallup認定ストレングスコーチによる、対話をベースとしたメンタリングプログラムが始まりました。

リーダーやマネジャーのための「ストレングス・メンタリング」開講!効果やおすすめの人は?

2024.08.21

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植野紗紀|Saki Ueno

アイリーニ・マネジメント・スクール

本ブログでは、新プログラムの「ストレングス・メンタリング」について書いています。
ストレスングススファインダー®とは何か気になる方はぜひこちらの記事もお読みください。
【前編】ストレングス・ファインダー®とは
【後編】ストレングス・ファインダー®を活用するには

目次

こんなことにお困りの組織のリーダー、マネジャーはいませんか?

「自分らしいリーダーシップについて迷いがある」
「自分と同じやり方を伝えているが、部下がなかなか成果がでない」
「部下の気持ちがわからない」
「チームで成果を出していきたいが、やり方がわからない」
「このままいまのキャリアの延長線上でよいか迷いがある」

このように、ご自身のマネジメントやキャリアに対して向上心がある方向けのサービスとなります。

ストレング・メンタリングとは? 

ストレングス・メンタリングとは、ストレングスファインダー®の診断結果を元にコーチングとアドバイスを混ぜながら、
対話を通じて「自分の才能とは一体何なのか」「どのようにしたら才能を強みに変えていけるか」について探求していきます。
そして自分の強みが見つかったら、それを徹底的に磨き、成果につながるよう並走していきます。

ストレングス・メンタリングを通じて得られるものは、

①自分の強みの言語化
②強みを活かして、自分はこのような貢献ができるという自信
③実際のパフォーマンス向上

です。


ストレングス・メンタリングのセッションでは以下の3つのステップで進めていきます。

①自分らしさ(才能)の理解を深める
②自分の強みを言語化する
③自分の強みを日常で活用していく

この3つのステップを経て、成果を上げることを支援するのがストレングス・メンタリングです。
ストレングス・コーチングとも言われることがありますが、コーチングを通じて考えを引き出すだけにとどまらず、コーチの知見からアドバイスをさせていただいたり、時には互いにディスカッションをして一緒に探求していくような、対話のパートナーとしての役割も重視しているため、
アイリーニ・マネジメント・スクールでは「ストレングス・メンタリング」と表現させていただいております。

ストレングスファインダーの結果を自分ひとりだけで活用することが難しい理由

ストレングスファインダーの結果の活用が難しい主な理由として、下記の3つがあります。

・資質は、実は組み合わせが重要
・「資質」と「強み」は違う
・各資質が最強の力を発揮するタイミングや条件は、人によって違う

資質は組み合わせが重要

ストレングスファインダーの結果は34の資質の順位で表されますが、同じ資質であっても、人によって性質や実際の行動の出方が違います。

例えば、「最上志向」という資質があります。
日本人の中で、上位5つに入っていることが最も多い資質です。
この資質の特徴は、何事に対してもより良くより良くと、上を目指し向上させることです。
しかし、同じ「最上志向」を上位に持っている人でも、例えば何か仕事のプロジェクトに取り組む際に

良いものを更に良くするための時間を惜しまない人
・素早い行動により、強みを最大化するための新たな機会を見つけ出す人
・過去の経験や歴史を活用して最善の結果を得ようとする人
・目標達成に向けて、最短距離で一点集中する人

行動は全部違いますが、全て「最上志向」の特徴でもあります。
しかし実はこの行動の裏側には他の資質との組み合わせが影響しています。

良いものを更に良くするための時間を惜しまない人(最上志向×達成欲)
・素早い行動により、強みを最大化するための新たな機会を見つけ出す人(最上志向×活発性)
・過去の経験や歴史を活用して最善の結果を得ようとする人(最上志向×原点志向)
・目標達成に向けて、最短距離で一点集中する人(最上志向×目標思考)


この違いは、元々の性格や、他の資質との組み合わせにより生まれています。
テスト結果を活用するには、まず自分の資質がそれぞれどういう性質を持つかを知ることと、
組み合わせによっての出方の違いを理解することが重要です。

「資質(才能)」と「強み」は違う

ストレングスファインダーは強みが分かるテストと言われていますが、正しくは「無意識でできる思考と行動のパターン(資質・才能)」がわかるテストです。
しかし、無意識の思考と行動の癖の全てが、強みになるとは限りません。

強みとは、ストレングスファインダーを生み出したギャラップ社の定義によれば、「特定の作業において、一貫してほぼ完璧な業績を出す能力」のことです。
例えば同じ「最上志向」を上位に持っていても、いつも高品質のアウトプットが出せる人もいれば、こだわりすぎて何をするにも時間がかかりすぎてしまう人もいます。

どちらも「最上志向」の資質の特徴ですが、それが良い結果に繋げられる人とそうでない人がいます。
同じ資質についても強みとして使える場合もあれば、弱みとして出てくる場合もあります。

そのため自分だけで結果を見ていると、資質としては上位に出てきているが、強みとは言えなそう、とおっしゃる方が一定数います。
その理由は資質の活用方法に問題があるのです。

また、ストレングスファインダーの結果は、自分で回答していくことで出てくる結果のため、その時の業務内容やまわりの環境にも多少回答結果が左右されます。
もちろん、その時の状況に影響を受けすぎない様にアンケートも工夫がされていますが、自分の思い込みで結果の順位が歪む場合もあるため、大事なのはレポート結果だけを見るのではなく、レポート結果からどのような気づきがあるか、というところになってきます。
その深い気づきを得るためには、ひとりで結果を眺めるよりも、ストレングスコーチのような他者の存在が重要となります。

各資質が最強の力を発揮するタイミングや条件が違う 

ストレングスファインダーの資質の中で、自分が強みとして活用できるものは5〜15個程あります。
これらの資質はいつでもどこでも力を発揮するとは限りません。
最大限の力を発揮する前提条件やタイミングがあり、同じ資質を持っていても人によって発揮のしどころが異なります。
「強み」とは、自分では自然とできていることも多いため、なかなか自分だけではそれが強みであることも気づきにくいことがあります。
そんな時に客観的なフィードバックや問いかけがあることが、より自己理解につながっていきます。

アイリーニ・マネジメント・スクールが提供する、ストレングス・メンタリングプログラムの特徴

一般的なストレングスコーチングとは

多くのストレングスコーチが取得しているGallup認定ストレングスコーチのコーチングセッションでは、主に仕事でストレングスファインダーを活用する方法を学びます。
まず、自分の資質について知り、その資質を会社から与えられた仕事にどうやって活かしていくかを、コーチングを通じて考えを深めていきます。
コーチングが主軸なので、「こう活用するといいですよ!」という答えをお伝えするというよりは、自分で答えに気づけるようにサポートしていきます。

つまり、一般的なストレングスセッションでは、自分が上位に持つ資質の一般的な意味を知り、各資質が自分の中ではどのような働きをしているかを考え、仕事に活かしていくにはどうすればいいかをコーチと共に考えていくことが基本の流れとなります。

 

ストレングス・メンタリングプログラムの特徴

一般的なセッションで扱う「今の仕事に対してどうやって自分の資質を活かすか」ところから、「自分の資質を活かしてよりよい人生を送るためにどのような機会をつくりだすとよさそうか」「どのようなことを日々心がけるとよさそうか」というところまで踏み込みます。

セッションの進め方も、コーチングでの問いかけだけでなく、時にはアドバイスや対話を通じて、一緒によりよい答えを探求していきます。
どちらかというとストレングスをテーマとしたディスカッションパートナーのように、捉えていただくと近いかと思います。
コーチングは基本的には「答えは相手の中にある」という前提で進んでいきます。
一方で、ストレングスに関しては、ストレングスコーチが持っている知識や経験をシェアさせていただくことで、考えがより早く進むことも多くあります。
そのため、必要に応じて知見の提供や意見も伝えさせていただくことが、受講者のより成長へとつながると感じているため、「メンタリング」という表現にさせていただいております。

とはいえ、一方的に何かを教える場ではなく、コーチングや対話をベースにしながら、あくまでも対等な立場で並走させていただきます。

このストレングス・メンタリングの機会は、
・自分の強みを活用することについて、立ち止まって考えることのできる内省の時間
・ストレングスに詳しい専門のコーチとの、強みを活かすことについてディスカッションができる時間
のように捉えていただくと幸いです。

忙しい日常の中で、意図的に自分の強みを活かすことについての内省の時間をとることにより、あなたの人生がよりポジティブで自信に溢れたものになることを目指します。


このような方におすすめ

チームを率いるマネジャーや経営者

人に影響力を与える立場の管理職層の方が受けられることが、本人だけではなく、組織にも大きなインパクトがあります。
マネジャーや経営者が自身の強みを理解したり、陥りがちな盲点を知ることで、部下に対しても自分の資質を活かした関わりができるようなり、部下にとっても成果・意欲向上につながります。
また自分の弱みを、チーム内で補い合うという視点も持てるようになるため、より組織で大きな成果をあげることも可能となります。
そして、自分の強みを理解するということは、部下の強みを理解することにもつながるため、より効果的なマネジメントにもつなげることができます。

転職活動中や管理職についたばかりなど、人生の節目や変化のタイミングにいる方

ストレングスファインダー®は、職種や役割を限定するものでは決してなく、どんな状況・ポジションであっても成果につなげていくことは可能ですが、ストレングス・メンタリングを通じて、「自分らしい成果の出し方」や「自分が得意な動き方」が明確になることにより、その行動がとりやすい環境を選ぶことができたり、自分を相手にも理解してもらいやすくなるため、転職や昇格などの変化のタイミングにいる方にもおすすめの機会となります。

また自分の強みを見直すと、何を基準に新しい道を選択すればいいかが明確になるので、自信を持って選択をすることができます。
過去に上手くいかずに自信を失っている場合も、失敗の原因がどこにあるかが明確になるので、同じ間違いを回避して進むことができます。
自分の強みを知ることで、新しい道を自信を持って進んでいくことを後押しできればと思います。

自己評価が下がっている人

「自分は強みはないのではないか」「私はあの人のようにはできない」など自己評価が下がりがちな方にもおすすめです。
自分の弱みは、裏返すと実は強みであったりします。
自分らしさを正しく捉え直すことで、実は強みをうまく使えてなかっただけと気づいたり、資質を使うシチュエーションやタイミングを変えるだけで、それは強みになるため、自然と自己評価が上がっていくことがよくあります。
自信をつけるためには、「上位資質」に着目し、繰り返し使っていくことが大切です。
ストレングス・メンタリングは定期的に強みの活用について振り返る時間にもできるため、物事がうまく進められるよう並走することができます。

ストレングス・メンタリングで得られること

・あなたらしい強みの言語化

レポートをあくまでも対話のきっかけとし、そこからコーチの問いに答える中で、より多面的な自己理解をすることが可能となります。
自分では無意識にしている行動も、他者との対話があることで初めて認識することもできます。
多くの個人のストレングスレポートを見ているコーチだからできる、他者との違いもフィードバックとして届けることができます。
そのため、自分について言語化できることが増え、自分の得意なことや選択基準に関して、迷いがなくなります。

・自信

「自分らしさ」や「良いところ」についてを中心に対話が進むため、コーチングの時間が楽しく、終わった後に「自信がついた」と話されることが多くあります。
また自己理解が深まり、「強みを活かして自分はこのような貢献ができる」ということに確信が持てるようになってくるため、自分に自信を持てるようになります。
実証研究でも、自身の強みを意識して使っている人は、そうでない人に比べて、生活の質(QOL)が高いと報告する人が3倍という結果も出ています。

・仕事の成果向上

トレングスファインダー®はもともと成功者を徹底的に研究して作られた、パフォーマンス向上を目的として作られた診断ツールです。
ストレングスコーチングでは、成功のためのHow to doを明確にしていく時間のため、自分の強みを仕事に活用していくことで、それまでよりもより成果をあげやすくなることが期待できます。

総じて、トレングスファインダー®を用いて自分の強みを活用することで、人生を好転させるきっかけにつなげることができます。

ストレングス・メンタリングで扱うテーマ

ストレングスコーチングは、クリフトンストレングス®の受検から始まります。
(受験はご自身で進めていただきます。プログラムには含まれておりませんので、ご注意ください)

アイリーニ・マネジメント・スクールでは、現在スタートプログラムとして3回セットにてセッションを提供しています。
4回目以降の継続に関しては、3回目を終了後にご案内させていただきます。

(セッションテーマ例)
1回目:上位5つの資質の理解を深める
2回目:過去や現在の経験から、ご自身の強みについて理解を深める
3回目:どのように強みを活用していくとよいか探求する
4回目:自身の持つ34資質の活用について考える or お好きなテーマ
5回目:自身の持つ強みを使って、どんな貢献ができるか検討する or お好きなテーマ
6回目:自身の持つ強みを使って、どんな貢献ができるか検討する or お好きなテーマ

※テーマはあくまで一例です。もしご自身で特に扱いたいテーマがある場合は、そのテーマでセッションを進めることも可能です。


料金

スタートプラン(ストレングス・メンタリング3回|1回あたり60分)

料金:49,500円(税込)

*先行価格となるため、一定人数に達した場合に今後価格改定させていただく可能性があります。
*弊社指定の宛先(Paypay銀行)への銀行振込となります。
*振込期日は、お申し込みから3日以内となります。法人経由のお支払い等で期日までのお振り込みが難しい場合には個別にご相談ください。

ご興味ある方は、こちらからお申し込みをお待ちしております。


ストレングス・メンタリングのよくある質問 

Q:オンラインでも受講できますか?

基本的にセッションはオンラインで行います。Zoomを活用し、対面セッションと同じようにインタラクティブなコミュニケーションが可能です。
どうしても対面セッションを希望される場合は、神奈川県・東京都内に限り対応可能な場合がありますので、個別に相談ください。
交通費等が別途かかる場合がございます。

Q:どのような時間帯で受けられますか?

平日の9:00-16:00の間でご希望日を挙げていただき、ご調整いただく形となります。
夜のお時間帯や土日は現在受付ができませんので、ご了承ください。

Q:上位5つの結果だけでもセッションを受けることができますか?

基本的には34資質のフルレポートをお持ちの方を対象としています。

Q:法人で契約することは可能ですか?

承っております。
請求書の宛名欄でお知らせください。
スタート価格については一律になりますが、今後は法人価格について改訂の可能性がある点、ご了承ください。

Q:社員研修なども実施していただけますか?

承っております。
こちらより、対象人数・期待する目的・実施希望時期などを記載の上、お問い合わせいただけますと幸いです。
打ち合わせの場を設定させていただき、その後お見積りをご提示させていただきます。

Q:どのような研修が可能ですか?

ストレングスファインダーのレポート結果の理解を深める集団研修や、
チームで互いの強み・弱みの理解を深めてチームパフォーマンスに繋げるチームビルディング研修などを得意としています。
組織で強みを活用したマネジメントを実施していきたい場合や、タレントマネジメントを推進していきたい場合にはぜひお気軽にご相談ください。

 

担当コーチ紹介

植野紗紀

アイリーニ・マネジメント・スクール 事業統括
Gullap認定ストレングスコーチ

専門領域は個人の強み開発とモチベーション。
新卒でリンクアンドモチベーションに入社し、採用や育成などの領域から個人・組織開発に従事。その後、保育園グループの本部人事を経て、2019年にアイリーニ・マネジメント・スクールにジョイン。
講師の採用や育成、オンラインスクール事業の立ち上げなどを実施し、現在はアイリーニ・マネジメント・スクール事業全般のディレクションを担う。
2020年にGallup認定ストレングスコーチ資格を取得し、社内メンバーのチームビルディングや育成に活用したり、顧客企業のマネジャー層向けにコーチングや研修を行う。
プライベートでは2児の母。

ストレングス資質 TOP5→最上志向、共感性、個別化、アレンジ、ポジティブ
ひとりひとりの価値観に共感しながら、個人の持つ卓越性に注目し、よりよい成果に向けて支援することを強みとする。

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