獲得できる知識とスキル
- 人間中心デザイン
- 顧客理解のための観察技法
- プロトタイプの開発と改善
- ニーズ特定法
- 洞察を得るためのインタビュー技法
- アイデア創造技法
- 顧客ストーリーの創造
この講座が重要な理由
デザイン思考のビジネスに活用は、日本のみならず、アメリカ、ドイツ、中国等で当たり前に行われています。例えば、デザイン思考の発想を活かして事業展開をするApple、 コカ・コーラ、IBM、ナイキ、P&Gなどのリーディング・カンパニーは、S&P500の他企業と比べて10年間で2倍以上(211%)の成長を記録しています。また、米国以外にも英国、フランス、ドイツ、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、日本の企業における意思決定者339人に行った調査によれば、戦略的なデザインの活用は顧客のロイヤリティを高め(50%)、他社との競争優位においても有効である(46%)と、それぞれの割合で報告がされています。
◆デザイン思考を体得する際の課題
しかしながら、デザイン思考の発想/プロセス/ツールを体得するには様々な課題があります。デザイン思考をチームや組織で実際に活用している人から、デザイン思考に対する次のような声が寄せられています。
「本で読んでわかったつもりだったが、実践して初めてわかったことの方が多い」
「何度も練習して上達するスポーツに近く、一度学んだだけでは身につかない」
「チーム活動が重要だが、自分の理解が浅い状態で社内の人間を巻き込むのは難しい」
このような声を踏まえ、実践的な形でデザイン思考の技術やスキルを習得できる講座を提供しています。より具体的には、クラス修了によって以下のことができるようになります。
- 人間中心の発想で仕事にとりくみ、従来とは異なる視点で成果を出せる
- デザイン思考と仮説探索型のプロセスを活用し、顧客/ユーザーの課題に対して実行可能な解決策をを開発する
- 観察やインタビューなどの調査で顧客/ユーザーへの共感を深め、満たされていないニーズを特定する
- 新しい価値創造のために、チームの創造性を高めるブレーンストーミング技法を使用する
- 課題を解決するアイデアをプロトタイプ化し、低コスト・低リスクで何度も実験する
- 解決策の実行可能性を高める顧客ストーリーを開発する
講座の特徴
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10年以上の専門教育/コンサルティングを行ってきた「デザイン思考研究所」が提供
デザイン思考マスタークラスは、スタンフォード式のデザイン思考が日本に紹介された2012年から提供を開始しています。10年以上にわたって定評のあるプログラムとなっており、毎年内容のブラッシュアップも重ねています。プログラムの効果・有用性は常に検証を行っており、その結果として受講生の9割以上が、過去受講者からの紹介や強い推薦でご参加されています。また、繰り返し受講される方が一定数いらしゃることも、プログラムから得られる学びが深いことであることを示しています。 -
実践を目的とした体系的なプログラム
実践で成果を出すことに焦点をあてた内容ですので、3日間を通じて理論の解説のみならず実際に手や体を動かしながら学ぶワークショップ形式になっています。本で学習したり、他の研修に参加したけれどなかなか実践でデザイン思考を活用できていないという方も、本クラスに参加すると「ようやく腹落ちした」「明日からすぐに使えそう」という声をいただいています。 -
ラーニング・アシスタント(LA)のサポート
参加者はグループに別れ、各グループには過去のマスタークラス修了生がラーニング・アシスタントとして付き、実際のグループワークを見ながらアドバイスやフィードバックを行い、デザイン思考の原則を効果的に適用できるようサポートします。 -
志を持ち、高めあえる仲間と出会う
マスタークラスは、デザイン思考の知識とスキルを身につけるだけでなく、志を持ち、お互いを高め合いながら成長できる仲間と出会う絶好の機会です。3日間を通して少人数のグループに分かれ、多様なバックグラウンドをもった他の受講者と一緒にプロジェクト形式でデザイン思考を学びます。デザイン思考の活用にはチームの多様性が不可欠であるため、マスタークラスではグループで活用することを前提とした効果的なフレームワークやツールをいくつも試します。グループで学び合うことは刺激になるだけでなく、偶然同じグループになった受講者同士で対面オフ会が行われるなど、社外ネットワーク構築の機会としてもおすすめです。 -
修了証の発行と利用
全期間のすべての講義とワークに参加した方で、希望者にはデザイン思考研究所/アイリーニ・マネジメント・スクールから電子修了書(PDF)が授与されます。LinkedInや名刺上で、「デザイン思考研究所マスター・クラス修了」と記載可能です。
講座の対象者
- 人間中心のマインドセットで顧客/ユーザーに寄り添いながら製品やサービス開発を行いたい、企業内起業家、プロダクト・マネージャー、UI/UXデザイナー
- 顧客が必要とするソリューションを提供するために、顧客のニーズ理解を深めたいマーケティング担当者
- 教育やソーシャルセクターなど、顧客中心の活動が多い専門家で、優れた顧客体験を創造する方法を学びたい方
- 顧客をよりよく理解した上で新しいビジネスを生み出し、卓越したオペレーション実現に必要なマインドセット体得したいデジタル・ビジネスのリーダー・マネージャー
- インパクトのある新しい組織や新しい事業を生み出したいと考えている起業家/起業予定者
- デザイン思考のコンサルティングやアドバイスを行うフリーランスや企業所属の専門家で、スキルアップによって今よりさらに顧客やクライアントへ貢献したい方
過去の受講生の声
丸地 典利
TESTIMONIALS
「製品開発部門に所属しているが、他社とのスペック競争やコストダウンに明け暮れ、本来の企業理念である『新しい価値の創造』が日々の業務の中で達成できていないという課題がありました。 そのような中で、デザイン思考ワークショップを体験し衝撃を受け、デザイン思考マスター・クラスを受講しました。
デザイン思考を理解した人間で組織化されたプロジェクトチームを結成することで、共通の認識を持つことができ、うまくプロセスを回すことができるようになります。 難しいながらも、価値提案の楽しさを感じることで、小さな課題だけではなく、社会的な課題を含めて解決していくためのアイディアを日々考えることができるようになり、それが事業性の高いアイディアになりつつあります」
【受講生の声】コニカミノルタ株式会社 丸地 典利 様 from Eirene Manegement School on Vimeo.
- 非常に楽しく学べた研修でした。内容がわかりやすく一連のプロセスを体験できてよかったです。本での勉強はかなりしてきたつもりだが、実践することで実感することが多かった。腹落ちがしっかりできました。(大手メーカー・マネジャー・40代)
- 実践で使える内容が体系的に整理されていて、理解しやすく、グループワークも体験型だったのですんなりと腹落ちしました。デザイン思考について全く知らない状態で受講しましたが、とてもわかりやすかったです。人間の未来の豊かさをつくるひとつのパワフルなメソッドだと感じました。(IT企業・部長・50代)
- 顧客視点について、我々はまずできるのかという判断から先行して考えていたため、本当の顧客視点に入れていないことに気付かされました。また、共感、時間を区切る、失敗を成果と捉えられるか等、わかってはいても行動できていないことに研修を通じて改めて気づきました。本当に今まで受けた研修の中ですごく参考になり、違った視点・やり方であったと思います。ありがとうございました。(人材系・エンジニア・30代)
専門家による推薦の声
トーマス・ボス(Thomas Both)
ENDORSEMENTS
I've witnessed the attention they put into developing the high-quality curriculum and experience of their courses.
They also actively invest into their own learning, gathering the leading ideas from the field, which adds to the depth of their knowledge”.
スケジュールと講師陣
- デザイン思考を実践する上で重要な考え方やプロセス、様々なツールを学びます。
- 初日にデザイン思考とは何か?について講義の後、デザイン思考の体験ワークを行い、デザイン思考の全体像や、考えの土台となる「人間中心の考え方」について学びます。
- その後、1つのテーマについてデザインを実践します。講義で体系的に学ぶと同時に、グループワークで実践を行います。
- 1つのグループは3-4人で、専属のラーニングアシスタント(現在もデザイン思考を現場で活用している過去のデザイン思考マスタークラス修了生)が付き、アドバイスやフィードバックをもらいながら理解と実践を重ねることができます。
1日目:9:30 - 17:00
2日目:9:30 - 17:00
3日目:9:30 - 17:00
1日目:9:30 - 17:00(17:00からレセプション:参加任意)
2日目:9:30 - 17:00
3日目:9:30 - 17:00
4日目:9:30 - 17:00(17:00から懇親会:参加任意)
講師
山田 泰穂
PLOFILE
2015年にMBA取得後、海外事業開発に携わる。自社アメリカ法人にてアメリカ経営陣と組織構造の再建を提案・実施のほか、クアラルンプール・バンコク・ハノイなどのアジア新規店舗案件ではオーナー交渉、契約締結から開業までに従事する。また、開業後の組織創りも担当。現在は社長室にて新規事業開発。2021年国内新規事業の立ち上げメンバー、2023年海外新規事業立ち上げリード。
5カ国8つの大学・大学院にて短期講座から留学まで経験、引っ越しは大学入学時から3カ国で13回。これまで学業と仕事を通し35カ国以上を訪れる。広島カープとロジャー・フェデラーが大好き。
講師
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 博士前期課程
東京工業大学リーダーシップ教育院システムxデザイン思考 非常勤講師
東京農業大学グローバルフードシステム非常勤講師
飯盛 豊
PLOFILE
プログラム開催概要とお申し込み
概要 | デザイン思考の知識とスキルを徹底的に学び、現場で継続的に実践できるようになる |
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実施時間 | 全日:9:30-17:00 |
定員 | 24名(最小催行人数4名) |
支払方法 | 銀行振込 |
その他 | 同一企業から3名以上受講の場合、参加費が10%割引となります |
受講前の準備事項
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【オンラインの場合】
- PCもしくはMac、オンライン受講に必要な環境 (WEBカメラ付きパソコン・マイク付きイヤホン・インタ ーネット回線・静かな環境など)
- Zoomのアカウント登録
- Miro (オンラインホワイトボードツ ール)のアカウント
- Slackのアカウント
- 1.2.3.4の受講に必要なツールを問題なく使用できること(学習の障壁となることを防ぐため、使い慣れていない方はぜひ事前に学習・使い慣れていただくようにお願いいたします。)
- 手元にA4サイズの白紙7枚と太いペン1本
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【対面の場合】
- 参加費の入金確認後に事前課題やフィールドワークに関するご連絡を差し上げます。
お申し込みの流れ
1ヶ月
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お申し込み
お申し込みフォームに必要事項を入力の上、送信ください。
※同一企業から3名以上受講の場合、参加費が10%割引となります -
ご連絡
お申し込みの確認が出来次第、お振込先情報等をメールにてご案内いたします。 -
ご入金
開催の10日前までにご入金をお願いいたします。
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事前準備
Zoom、Miroのアカウント登録をお願いします。詳細は事務局よりご入金確認後にご案内いたします。 -
ご参加
オンライン会議ツールなどご準備いただき、時間になりましたらZoomにご入室ください。
よくある質問
- クラスの見学をさせていただけませんか?
- 見学はお断りしております。恐れ入りますが、ご了承いただければ幸いです。
- 次回の「デザイン思考マスタークラス」はいつでしょうか?
開催が決まっているものについてはこちらのページでご案内しています。
ない場合には、よろしければ「お問い合わせフォーム」より「デザイン思考マスタークラスの開催希望」の旨、送信ください。
開催リクエストが多いものから、次回開催が決定してきます。
また「メールマガジン」にご登録頂きますと、次開催の決定・申し込み開始時に連絡が届きます。
よろしければご活用ください。
- 電話で問い合わせをしたいのですが、できますか?
各種お問い合わせに関しましては、基本的にはメールでのご対応とさせていただいております。
「お問い合わせ」より、フォームにご入力いただけますと、ご記載のメールアドレスにご返信させていただきます。
- マスタークラスの対象者は?
デザイン思考やイノベーションに興味のある方であれば、全く知識がない状態でも受講可能です。
なお、私たちはこのマスタークラスを今後の社会で活躍する人を支援するための取り組みとして位置づけています。そこで、特に以下の方にご参加頂きたいと考えています。
・時代の変革期である今後10年に向けて、イノベーターとして活躍する意志のある方
・楽しみながら生産性を高め、チームで成果を出したい方
・デザイン思考を組織のため、社会のために使いたい方
- どのような方が参加していますか?
大手メーカー、サービス業、IT企業、教育関係者など、幅広い業界の方にご参加いただいております。
業種もエンジニアの方や営業、カスタマーサポートなどこちらも特に偏りはなく様々な方にご参加いただいております。
役職も幅広くご参加いただいておりますが、幹部・マネジャー層などチームを率いる方のご参加が多くを占めています。
個人事業主や教員の方のご参加もあります。
- スタンフォード大d.schoolのプログラムと同じ内容?
d.schoolが実施しているブートキャンプ・プログラム(4日間:参加費11,000ドル≒136万円)はエグゼクティブ向けの内容となっております。ツールの中には同様のものを採用していますが、日本企業においてより実践的に活用できるような形でアレンジを加えたフレームワークを採用し、本質を押さえた上でよりわかりやすいプロセスを提供しています。
- d.schoolとの関係は?
2012年3月に弊社メンバーがd.schoolでデザイン思考を学んだことをきっかけに、現地講師と個別に連絡を取り合っています。
1)理論開発へのアドバイス
2)翻訳活動やワークショップに対するフィードバック
3)スタンフォード大学のサイトから当サイトへのリンク
など、様々な面でサポートして頂いておりますが、組織としての公式な提携を組んでいる訳ではございません。
- 請求書の原本郵送はできますか
原則お断りをしております。
請求書の原本郵送を希望される場合は、恐れ入りますが事務手数料として1,100円を頂戴しております。
見積書の原本郵送は対応しておりません。