voyage.5 「共創」の価値を考える

2024.10.29

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植野紗紀|Saki Ueno

アイリーニ・マネジメント・スクール

3回坊主を脱すべく、毎週のルーティーンに組み込んで初回の更新日です。
今週も無事書きはじめることができました。

今日は「お客様から教わること」というテーマで書きたいと思います。
本日こちらのデザイン思考提供者向けのイベントを開催しました。

このイベントは、従来の一方向的なセミナーとは異なり、参加者同士が知見をシェアし合う、交流の場としてデザインしたものです。
自分が何かを提供するだけでなく、参加者一人ひとりの考えや発見が場を豊かにしていく様子を目の当たりにし、
私自身も大きな学びを得ることができました。

これまで、受講生に何か一つでも「学びを持ち帰ってもらう」ことを重視してきましたが、今回は「双方向に学びを創る」ことの意義を再確認しました。
イベントを設計する立場にいる私たちも、提供する側として何かを「与える」のではなく、皆で同じテーマに向かって一緒に学びを深めていく。
そのプロセス自体が新しい価値を生み出すのです。

弊社で提供している「デザイン思考ファシリテーションクラス」でも学習者中心のファシリテーションについて解説していますが、
これからのマネジメントスタイルも、このような共創の形が求められていくような気がしています。

例えば、今回のイベントで「ジェネレーター」という興味深い概念を教わりました。
SFCの井庭崇さんが提唱するこの「ジェネレーター」という考え方は、
自ら面白がりながら創造・探究を進め、周囲も巻き込んで刺激・誘発しながら、みんなで成し遂げてしまう人
を指しています。

私たちがデザイン思考ファシリテーターのあり方として伝えていることも、このジェネレーターの特性に共通するものが多く、非常に共感を覚えました。

今回のイベントを通して、「共創の学び」がいかに場の価値を高め、学びを深めるかを実感しました。
今後もデザイン思考の探求を続けつつ、皆さんと共に成長していける場を作りたいと思います。


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#継続は力なり

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