ようこそマスタークラスへ

2012年から提供を開始した「デザイン思考マスタークラス」は、イノベーションのための手法「デザイン思考」を学び、社会に新たな価値を提供するイノベーター(デザイン思考家)になるための集中プログラムです。 当プログラムを開発・設計しているアイリーニ・マネジメント・スクールは、これまで6000名以上(2023年1月時点)の方に、デザイン思考トレーニングを提供してきました。

なぜデザイン思考なのか?

デザイン思考をビジネスに取り入れる動きは、日本のみならず、アメリカ、ドイツ、中国等で広がっています。例えば、デザイン思考の発想を活かして事業展開をするApple、 コカ・コーラ、IBM、ナイキ、P&Gなどのリーディング・カンパニーは、S&P500の他企業と比べて10年間で2倍以上(211%)の成長を記録しています。 また、米国以外にも英国、フランス、ドイツ、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、日本の企業における意思決定者339人に行った調査によれば、戦略的なデザインの活用は顧客のロイヤリティを高め(50%)、他社との競争優位においても有効である(46%)と、それぞれの割合で報告がされています。

デザイン思考を体得する際の課題

多くの企業がデザイン思考に注目する中、その発想やプロセス、ツールの使い方を体得するには様々な課題があります。デザイン思考をチームや組織で実際に活用している人から、デザイン思考に対する次のような声が寄せられています。 このような声を踏まえ、実践的な形でデザイン思考の技術やスキルを習得できる機会を、オンライン型クラスで提供することにしました。

デザイン思考のプロセス

デザイン思考は大きく分けると、顧客を理解するための「問題発見」段階と、顧客にとって最適な解決策を創造する「問題解決」段階の2つから構成されます。 より具体的には1)問題を発見して、2)顧客の課題を詳細に描き、3)解決策を探求して、4)解決策を試す流れとなります。 これは、途中で間違いに気がついても修正ができない直線的な進め方ではなく、状況に応じてそれぞれのプロセスを行き来することが前提となっています。様々な角度から問題発見と問題解決を繰り返す中で、成果を出すための行動を展開していくのがデザイン思考のプロセスです。

デザイン思考を身につけるには?

デザイン思考スキルレベル一覧表
デザイン思考では、それぞれのプロセスにおいて必要なスキルと目指すべきゴールが段階的に存在します。デザイン思考を身につける上で重要なことは、今の自分がどの段階にいるのか理解することです。 例えば、上の表はスタンフォード大学d.schoolによるものですが、各プロセスにおいて必要なスキルを4レベルにわけ、それぞれの段階で必要なスキルと目指すべきゴールを一覧にしています。デザイン思考マスター・クラスでは、例え初心者であっても3日間でレベル3の段階へたどり着くために必要なマインドセットと考え方を身につけられるプログラムになっています。 例えば、顧客理解の段階におけるレベル1の現在地とゴールは以下の通りです。 マスター・クラス受講後には上記の状態から次のようなレベル3への移行が目標となります。 このようなレベルアップを行うことで「デザイン思考の理論を知っている」という状態から「安定したパフォーマンスを発揮しながらデザイン思考を活用できる」という状態へ移ることが可能になります。

マスター・クラスの概要:3日間のスケジュール

マスタークラスの特徴5つ

1. 10年以上の専門教育/コンサルティングを行ってきた「デザイン思考研究所」が提供

2. 実践的内容

3.ラーニング・アシスタント(LA)

4. ピア・ツー・ピア学習

5. 修了証の発行と利用

マスタークラスで学べること

このクラスは、デザイン思考のプロセス全体をカバーしています。参加者は、共感的な方法で関係者と関わり、プロトタイプの作成/テスト、ストーリーの構築と実験を通じて、顧客/ユーザーのニーズを理解します。

受講によって得られる価値/メリット

すべての内容がオンラインで提供されるため、通信環境さえあれば家にいながらスキルアップが可能です。また、日本中の実務家と一緒になってクラス内で顧客価値の創造に取り組むため、組織やチームに戻って実行するときのイメージを持ちながら協力しあって学習体験を深めることができます。より具体的には、クラス修了によって以下のことができるようになります。

主な対象者

このクラスは、顧客/ユーザーの満たされていないニーズを明らかにしながら、複雑で不確実なビジネス環境で成果を出したい実務家や専門家に適しています。

プログラム品質について

アイリーニ・デザイン思考研究所は、オンライン学習とインタラクティブな講師・参加者同士とのやりとりを通じて、強いモチベーションを持った実務家や専門家を対象とした、大学院レベルの高度かつ実践的な学習環境を提供しています。 このクラスは、2012年からデザイン思考トレーニングに特化して体系的なプログラムを提供してきたデザイン思考研究所が提供しています。これまでデザイン思考研究所が提供してきたプログラムには、日本を代表する日経225企業はもちろん、国立大学から地方自治体まで、累計5,000名以上の参加者が学んできました。 学習者の中にはプログラムの内容を活かして、300万人以上の顧客を対象とする新製品を1年でリリースした上場企業(BtoC)の製品開発責任者もいれば、新サービス提供をこれまでの2倍の速さでリリースすることで納期とコストを大幅に削減した中小企業(BtoB)経営者もいます。 推薦者の声
スタンフォード大学d.school講師/カリキュラム開発責任者 トーマス・ボス(Thomas Both) “Kashino-sensei and the Eirene team truly care about the learning and success of their students. I've witnessed the attention they put into developing the high-quality curriculum and experience of their courses. They also actively invest into their own learning, gathering the leading ideas from the field, which adds to the depth of their knowledge”.
Program Director (U.S.) Japan Biodesign, Stanford Byers Center for Biodesign, スタンフォード大学, 池野 文昭 「私がデザイン思考について知ったのは、スタンフォード大学医学部に留学してしばらくしてからでした。スタンフォード大学には、バイオデザインというデザイン思考のアプローチを応用した医療機器の起業家育成講座があります。そのコースを社会人学生として学びましたが、その本家とも言えるデザイン思考を学びたくなり、アイリーニ・デザイン思考研究所のコースを受講しました。正直、ここでの体験が非常にデザイン思考、そして、バイオデザインを理解するのに役立ったというのが本音です。そして、スタンフォードに戻り本場のd.schoolでいろいろ学ぶときに理解が早まり、今の自分の考え方の基盤になっております。是非、受講することをお勧めします」<\p>
KDDI株式会社 商品・CS統括本部 商品企画本部 プロダクト企画部長 大井 龍太郎 「デザイン思考を実際の商品企画に取り入れるために、アイリーニ・マネジメント・スクールのデザイン思考研修への参加、講演などを通じて、デザイン思考への理解を深めてきました。 従来にない視点やラピッドプロトタイピングによる探索での確度の向上など、これまでの我々の商品企画とは全く違ったアプローチでしたが、ユーザ視点に立った理論的なものであり、実践においてもとても役立つものでした。 これからもデザイン思考の理解をさらに深め、積極的に取り入れていきたいと考えています」<\p>
東京工業大学 実践型アントレプレナー人材育成プログラム (PEECs)担当教員 「本学の大学院プログラムにおいて、アイリーニ・マネジメント・スクールより講義スライドや資料の提供、カリキュラム作成支援サポートを受けております。担当教員が実践的かつ効率的に授業が展開できるだけでなく、履修学生の理解度も非常に高く、教員・学生の両者とも非常に満足しております」

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